【取得事例】東京都足立区・米販売会社の関連会社がビール卸売業免許と洋酒卸売業免許を同時取得

 

【取得事例】東京都足立区・米販売会社の関連会社がビール卸売業免許と洋酒卸売業免許を同時取得

東京都足立区でお米の販売事業を営む会社が、酒類販売を専門とする関連会社を新たに設立し、ビール卸売業免許と洋酒卸売業免許を同時に取得した事例をご紹介します。

事例の概要

取得した免許は以下の2種類です。

  • ビール卸売業免許
  • 洋酒卸売業免許

主にビールの卸売を事業の中心に据えつつ、洋酒(ワイン・ウイスキー・スピリッツ等)の卸売にも対応できる体制を整えるため、2種類の免許を同時申請しました。

この事例のポイント①:既存事業の関連会社として酒類販売専門会社を設立

今回の申請者は、既存のお米販売会社とは別に、酒類販売専門の関連会社を新たに設立してからの申請でした。米と酒類はいずれも食品卸売の領域に近く、既存会社の取引先ネットワークや物流基盤を活用できるという事業上の合理性がありました。

酒類販売業免許は既存の会社に追加する形でも取得できますが、酒類販売を専門とする別法人を設立することで、事業管理・帳簿管理・酒類販売管理体制を明確に分けられるというメリットもあります。

この事例のポイント②:ビール卸売業免許は「抽選なし」で申請できた

ビール卸売業免許と全酒類卸売業免許は、他の酒類卸売業免許と異なり、都道府県ごとに年間の免許可能件数(免許枠)が設けられています。申請者が枠を超えた場合は公開抽選で審査順位が決まります。

しかし今回の申請では、抽選を経ることなくそのまま審査に進むことができました。

これはビール卸売業免許に特有の状況によるものです。ビールの卸売事業は、年間50キロリットル以上の取引見込数量や10年以上の酒類業界経験(経営経験なら5年以上)など、他の卸売免許に比べて要件のハードルが高く設定されています。また大型の保管設備が必要な割に利幅が少ないため、申請者自体が少なく、多くの年度・地域で免許枠が余っています。そのため例年、実際に抽選が実施されるケースは少なく、枠が空いていれば通常どおり申請・審査に進めます。

全酒類卸売業免許との違い:抽選の実態

「全酒類卸売業免許も同様に抽選があるのでは?」と思われる方も多いのですが、全酒類卸売業免許は都市部を中心に申請者が多く、抽選倍率が高くなる傾向があります。東京など主要地域では免許枠1件に対して数十件の申請が集まることもあり、抽選で審査順位を得られるかどうかは運の要素が大きくなります。

一方ビール卸売業免許は、申請者数が枠を下回るケースが多く、抽選なしで審査に進める可能性が高いという点で、全酒類卸売業免許よりも申請のハードルが低いといえます。

ただし抽選の有無は毎年9月1日に公告される免許可能件数と申請状況によって変わります。最新の状況は国税庁のウェブサイトまたは管轄税務署で確認してください。

洋酒卸売業免許との組み合わせ

今回はビール卸売業免許と洋酒卸売業免許を同時申請しました。洋酒卸売業免許は発泡酒・ワイン・ウイスキー・スピリッツ・リキュール等の洋酒全般を卸売できる免許で、免許可能件数による制限がなく抽選も不要です。ビールと洋酒の両方を卸売する事業モデルでは、この2種類の同時取得が効率的です。

まとめ

  • 既存事業(米販売)の関連会社として酒類販売専門会社を新設し免許申請する形で、事業管理を明確に分けた
  • ビール卸売業免許は要件が厳しく申請者が少ないため、免許枠が余っており抽選なしで審査に進めるケースが多い
  • 全酒類卸売業免許が高倍率の抽選になりがちな東京でも、ビール卸売業免許は抽選なしで申請できた
  • 洋酒卸売業免許は抽選・免許枠の制限なし。ビール卸売業免許との同時申請で幅広い卸売体制が構築できる

ビール卸売業免許・洋酒卸売業免許の取得や、関連会社での酒類販売事業の立ち上げについてご相談がある方は、お気軽にお問い合わせください。

 

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